咸臨丸とは
1860年に勝海舟を艦長として木村喜穀、福沢諭吉、ジヨン万次郎、他 日本人69人アメリカ人10人で日本史上初めてアメリカ・サンフランシスコまで37日間の航海で無事に太平洋横断を果たした船です。
洋式の軍艦としては、観光丸(外輪船)に次ぐ2番艦であるが、洋式のスクリューを装備する船としては初の軍艦です。
幕府の船として初めて太平洋を往復したことから名を知られています。
幕府の練習艦として用いられた後、戊辰戦争に参加するものの、軍艦としての機能は他艦に劣り、既に運送船の役割を担っていた咸臨丸は新政府軍によって拿捕されます。
明治政府に接収された後、開拓使の輸送船となりました。
木造で約100馬力の蒸気機関を搭載し、帆、スクリューの併用推進式、排水量約650トン 長さ約50メートル、砲門12門あります。
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艦歴
発注: 1855年(江戸幕府)
起工: 1855年
進水: 1856年
就役: 1857年
退役: 1871年沈没
性能諸元
排水量: 620 t
全長: 48.8 m
全幅: 8.74 m
機関: 3本マストの帆
100馬力の蒸気機関
燃料: 石炭
最大速: 6 ノット (10 km/h)
兵装: 砲 12門