今年の7月は第一次大戦の勃発から100周年です。
プラモデル 通販では、タミヤ初のWWIアイテム「イギリス戦車 マークIV」登場です。
塹壕戦を打破した怪物の動きをモーター駆動で再現しました。
実車について
100年前、ヨーロッパ西部地域では、無数に広がる塹壕陣地を構築しての持久戦が展開されました。
これを攻略し、長期にわたり膠着していた戦況を打開するための画期的な新兵器として、イギリス軍が開発したのが「タンク」マークIです。
なお「タンク」という名称は、イギリス軍がマークIを前線に送る時にスパイなどに知られないよう水タンクと称したのが起源とされ、後々その名称自体が戦車を指すようになりました。
マークIVはその発展型で、戦訓を基に強化、改良された菱型戦車初の量産型として1000輌以上が生産されました。
メールは大砲を装備した塹壕突破、陣地攻撃タイプで、他に機関銃のみを装備したフィメールも作られました。
1917年11月のカンブレーの戦いでは、約400輌のマークIVを投入した大規模な奇襲作戦が実施され大きな戦果を挙げました。
また1918年4月にはドイツ戦車A7Vとの間に史上初の戦車戦が行われ、マークIVメールの砲弾がA7Vに命中、撃破したエピソードも残っています。
第一次大戦中のイギリス菱型戦車を代表するマークIVは、戦車の歴史を語る上で欠かせない一台です。
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模型について
■英国ボービントン戦車博物館の全面協力により、1/35スケールで精密再現しました。
■平面で構成された車体各部やリベット模様をメリハリのあるモールドで実感豊かに再現しました。
■ギヤボックスから動力を複数のギヤで最後尾の駆動輪まで伝達し履帯をパワフルに駆動します。
■車体側面のスポンソンに装備された6ポンド砲や機関銃は可動式です。6ポンド砲は装填部も再現しました。
■車長・操縦種の視察孔まわりもシャープなモールドで表現し、視察孔は開閉選択式、前方機関銃は可動式です。
■全長:約230mm
【2014年静岡ホビーショーで発表されたマークⅣ戦車のデモ映像】
製作記事
タミヤマークⅣメールの製作記事は、2014年9月号のアーマーモデリングに掲載されています。
【巻頭特集】戦車模型の工作術 基本編の中の「タミヤのマークⅣで初心に返る!」P.15~P.22で8ページにもわたって詳しく紹介されていますよ。
齋藤仁孝氏が、各種ツールの使い方の基本を交えながら書いてあるのでわかり易くてオススメです。